- 2025.12.24タンパク質の摂取
-
タンパク質というと「筋肉のための栄養」というイメージが強いですが、実はそれだけではありません。
私たちの体を守る免疫細胞や抗体も、すべてタンパク質から作られています。
つまり、タンパク質が足りない状態では、ウイルスと戦う力そのものが弱くなってしまうのです。特に風邪やインフルエンザが流行する季節は、免疫機能がフル稼働しています。
そのときに材料となるタンパク質が不足していると、体は十分な防御態勢を整えられません。
その結果、風邪をひきやすくなったり、回復に時間がかかったりします。高齢者の方は、食事量の低下や噛む力・消化力の低下により、タンパク質が不足しやすい傾向があります。
「食べているつもり」でも、実際には必要量に届いていないケースは少なくありません。
目安としては、体重1kgあたり1.0〜1.2gのタンパク質を、1日を通して分けて摂ることが理想です。また、風邪をひいたときこそタンパク質は重要です。
体はウイルスと戦いながら、傷んだ組織を修復しようとします。
この回復の過程にもタンパク質は欠かせません。
「食欲がないから」と食事を抜いてしまうと、治りが遅くなる原因になります。タンパク質は、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などから摂ることができます。
一度に大量に摂るよりも、毎食少しずつ取り入れるのがポイントです。
食事だけで不足しがちな場合は、プロテインなどの補助食品を上手に活用するのも一つの方法です。ただし、腎臓に持病がある方や透析を受けている方は、タンパク質摂取量に制限がある場合があります。
その場合は、必ず医師や管理栄養士の指示に従いましょう。風邪をひきにくい体づくりは、特別なことから始める必要はありません。
毎日の食事でタンパク質を意識することが、免疫力を高める第一歩です。
運動・睡眠・栄養を整えて、風邪に負けない体をつくっていきましょう。






